ザ・ロイヤルファミリーの元ネタの小説は実話?競走馬や山王耕造のモデルは?

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TBS日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬界という閉ざされた世界を舞台に、「血統」「名誉」「家族の宿命」が交錯する壮大な人間ドラマです。

放送前から「原作は実話?」「モデルになった人物がいるのでは?」と話題を集めています。

本作は、早見和真氏の同名小説をもとにしたフィクションですが、その緻密な取材と描写力によって“まるで現実の競馬界を描いたようなリアリティ”が話題に。

そこで今回の記事では、原作小説の概要から、ドラマの元ネタ・モデルとなった人物や競走馬の可能性まで、気になるポイントを詳しく解説していきます。

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目次

ドラマ|ザ・ロイヤルファミリーの原作は(新潮文庫) 早見和真の小説

TBS日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』の原作は、作家・早見和真氏による同名の長編小説(新潮社刊)です。

もともとは「小説新潮」で2017年から2018年まで連載され、2019年に単行本化、のちに新潮文庫として発売されました。

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早見氏といえば『イノセント・デイズ』『店長がバカすぎて』など、現実社会の裏側や人間の業を描く作風で知られる実力派作家。

そんな彼が本作で描いたのは、“競馬”という華やかな世界の裏に渦巻く「血統と家族、欲望の物語」です。

物語の舞台は、日本競馬界の名門一族「山王家」。父の山王耕造は、競馬界の頂点に立つ名門牧場「ロイヤルファミリー」を率いる存在です。

彼のもとで育った家族たちは、それぞれの思惑や嫉妬、血の宿命に翻弄されながら、競走馬とともに人生を賭けていきます。

中心となるのは「血統」に重きを置く父と、「個の才能」を信じる息子との対立。

そしてその狭間で揺れる家族愛と崩壊が、ドラマティックに描かれています。

競馬をテーマにしながらも、本作の根底にあるのは“家族の絆と断絶”

早見氏自身が約5年にわたり、馬主や調教師、牧場関係者など多方面に取材を重ねて執筆しており、登場人物や競馬界の描写には圧倒的なリアリティがあります。

そのため、一見フィクションながらも「まるで実話のよう」と感じさせるリアルな人間模様が特徴です。

ぽんた

ドラマ版では、原作の骨格を引き継ぎながらも、登場人物の視点や関係性を現代風に再構成。

家族の誇りと欲望が交錯する“血のドラマ”として、新たな命が吹き込まれています。

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ドラマ日曜劇場|ザ・ロイヤルファミリーの元ネタの書籍や脚本は実話?

TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」は、早見和真氏の同名小説を原作とした作品であり、脚本は喜安浩平氏が手がけています。

原作小説は、新潮文庫から出版されている長編小説で、第33回山本周五郎賞および2019年度JRA賞馬事文化賞を受賞した高く評価された作品です。

物語は、競馬の世界を舞台に、ワンマン社長・山王耕造とその秘書・栗須栄治を中心に、夢と血統に翻弄される家族の20年を描いています。​

この物語は実話ではなく、早見和真氏が膨大な取材を重ねて書き上げたフィクションです。

作者は30年以上にわたる競馬ファンであり、実際の馬主や調教師への取材、競馬界の現場観察を通してリアルな描写を追求しました。

そのため、血統に対するこだわりや、馬主のプライド、競馬業界の内情が細かく反映され、現実のエピソードのように感じられる構成になっています。​

ドラマ版では、原作をベースにしつつ、登場人物の背景や人間関係を現代ドラマとして再構築。

脚本家・喜安浩平氏による脚色で、より深い人間ドラマとして描かれています。

早見和真氏自身も製作に協力し、「とんでもない脚本ができています」とコメントを寄せ、原作班として制作に関わり続けていることを明かしています。

ぽんた

したがって、「ザ・ロイヤルファミリー」は実話をもとにしてはいないものの、綿密な取材と人間心理のリアリズムによって誕生した“現実のように響くフィクション”といえます。

日曜劇場|ザ・ロイヤルファミリーの競走馬や山王耕造のモデルは?

画像引用:X

『ザ・ロイヤルファミリー』に登場する競走馬や登場人物・山王耕造には、明確なモデルが存在するわけではありません。

原作者の早見和真氏自身も「特定の人物をモデルにしたわけではない」と語っており、作品全体はフィクションとして描かれています。

ただし、競馬界をリアルに取材しているだけに、実在の馬主や名馬を思わせる要素が随所に散りばめられているのも事実です。

佐藤浩市氏が演じる主人公・山王耕造は、日本競馬界を象徴する“名門一族の patriarch(家長)”として描かれています。

その人物像は、かつて日本ダービー制覇を夢見た名馬主・関口房朗氏や、カリスマ的存在として知られた近藤利一氏など、現実の競馬界を牽引した実業家たちを彷彿とさせます。

彼らのように「勝負と血統に人生を懸ける男たち」のエッセンスを融合させた、いわば“複合的モデル”といえるでしょう。

一方で、作中に登場する競走馬「ロイヤルホープ」や「ロイヤルファミリー」は、実在する同名の馬も存在しますが、直接のモデルではなく、冠名(馬主が馬名につける共通語)を意識した架空設定とみられます。

物語の中では、血統を重んじる一族の象徴として馬が登場し、人間ドラマと競馬ドラマが重ね合わされていきます。

つまり、山王耕造や競走馬のモデルは「誰か一人」ではなく、日本競馬界そのもの。

名門馬主の気高さ、家族経営牧場の誇り、そして競走馬への執念——それらを総合して誕生した、リアルで象徴的なキャラクターと言えるでしょう。

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ザ・ロイヤルファミリーの元ネタの小説は実話?競走馬や山王耕造のモデルは?

いかがでしたでしょうか。

『ザ・ロイヤルファミリー』は、単なる競馬ドラマではなく、「血のつながり」と「名誉の継承」をテーマにした人間賛歌です。

原作はフィクションながらも、早見和真さんの綿密な取材をもとに生まれたリアルな描写が、実在するような臨場感を生み出しています。

山王耕造や登場する競走馬に明確なモデルはいないものの、そこには実際の競馬界に息づく“人間の情熱と矜持”が投影されています。

実話のようでいて創作だからこそ描けた、人間ドラマの深み──それが『ザ・ロイヤルファミリー』最大の魅力と言えるでしょう。

少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

それではまた!

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