チケット転売サイトはおすすめできない?公式からの法的措置も!

スポンサーリンク

人気アイドルのライブなど入手困難なチケットは、びっくりするような高額で売買されているケースを目にすることがあります。しかし…

「このチケットは無効です」とコンサート会場で言われた…
チケット転売サイトで高額なお金を払って購入したのに入場拒否されてしまった…

あなたは2025年、転売業者200名以上が法的責任を問われる事態に発展している事をご存知でしょうか?

転売サイトで購入したチケットを使う事ができず、お金も戻ってこない!近年、そんな悲劇が増えています。

また、チケット転売サイトだけでなくほとんどのフリマアプリやオークションサイトでも、興行主の許可のないチケット転売は禁止行為になっています。

そこで今回の記事では、なぜチケット転売はダメなのか、安全に売却する方法、リセールチケットにまつわる注意点などをご紹介します!

こんな人におすすめ!

・チケットの不正転売はなぜ違法?
・最新事例:STARTO ENTERTAINMENTのチケット不正転売対策、200名以上への法的措置
・行けなくなったチケットを安全に売却するには?

スポンサーリンク
目次

チケット転売サイトはおすすめできない理由!チケットの不正転売はなぜ違法?

「安く仕入れたものを高く売って利益を得る」というのは商売の基本とも言えますが、それを一律に不当だと言うことはできません。

しかし、現在では「特定興行入場券」に分類されるチケットの不正な転売は「チケット不正転売禁止法(特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律)」で規制されており、利益目的の取引とみなされた場合は違法となり、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金またはその両方が科される事となっています。

需要に合わせて生産数を増やすことのできる工業製品と違い、あらかじめ座席数が決まっているライブやスポーツイベントなどではチケットの供給量に上限がありますよね。

そこに転売ヤーや業者によるチケットの買い占めが行われると、供給不足に陥って価格の高騰が起きます。

価格が上がれば利益目的の買い占めが過熱するのは当然の流れで、本当にそのライブやイベントに行きたい人々が不利益を被る悪循環が起こります。

そしてチケットの価格が高騰したことによる販売利益は、サービス提供者である興行主にとっては1円の利益にもなりません。このような状況では興行の開催にも支障を来たしかねず健全な経済活動とは言えませんよね。

これらの理由からチケットの適正な流通を確保することを目的としたチケット不正転売禁止法が定められているというワケです。

ぽんた

過去にはSNSなどを通じて、人気アイドルグループのチケットを不正に転売していた人物が逮捕・送検された例も少なくありません。

スポンサーリンク

最新事例:STARTO ENTERTAINMENTのチケット不正転売対策

最新の事例では、STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)の積極的な法的措置です。

かねてからSTARTO社は「チケット流通センター」「チケットジャム」などの転売サイト運営会社に対して、出品者情報の開示を求める法的手続きを進めてきました。そして今回、開示された200名以上の転売出品者に対して、弁護士を通じた責任追及を開始しました。

チケット転売サイトから開示された出品者に対する連絡について

 株式会社STARTO ENTERTAINMENT(本社:東京都港区、代表取締役CEO:福田 淳、以下「当社」)は、当社契約タレントが出演するコンサートを主催している株式会社ヤング・コミュニケーション(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:源野 栄治、以下、「YC社」)に協力し、チケット転売サイトを通じて当社契約タレントのコンサートチケットを転売する行為に対して様々な法的手続を行っておりますので、その続報をお知らせいたします。

YC社は、既報のとおり、チケット転売サイトの運営会社に対して複数の法的手続を行っております。現在、一連の手続を通じて開示された200名以上の転売出品者に対し代理人弁護士を通じて直接連絡して出品行為に対する責任追及をはじめとする法的対応を予定しております。実際に、5月9日以降、YC社の代理人弁護士事務所のドメインから出品者のメールアドレス宛に順次メールで連絡しております。
チケット転売サイトにチケットを出品し、今回YC社からのメールを受信した転売出品者におかれましては、自身の出品行為によって本来チケットが行き渡るべきファンの皆様へのチケットの流通を阻害し結果的にタレントが望まない事態に至っている事実に真摯に向き合い、YC社代理人弁護士からの連絡に対して誠実に対応していただくことを切に望みます。
YC社は、2025年3月19日の発表のとおり、転売出品行為を反省して自らの発信者情報を開示することに同意する出品者に対する法的対応と、発信者情報の開示に不同意と回答し転売は合法であるなどと主張するような出品者に対する法的対応には当然に差異をもうけざるをえないと考えています。また、開示に不同意の人物の責任追及のため、現在係属中の裁判手続を含め、今後も法的手続を行っていく予定とのことです。

当社は、当社契約タレントが出演するコンサートのチケットがファンの皆様に適正な方法で行き渡るように、今後も引き続きYC社に協力してまいります。
引用:株式会社STARTO ENTERTAINMENT公式HP

ぽんた

出品していた人は戦々恐々ですね…

チケット転売サイトはおすすめできない理由!行けなくなったチケットを安全に売却するには?

不正なチケット転売は規制されて当然というのはご理解できたかと思いますが、「じゃあ行けなくなってしまったライブやイベントのチケットはどうすればいいのか?」と疑問が残りますよね。

そこで現在の多くのイベントでは、チケットを取ったが行けなくなった人と、行きたいがチケットを取れなかった人のために公式が認めているチケットを売買できるサイトが用意されているんです。

上記の通り「興行主からの同意があり、定価以下での販売であれば違法にならない」わけですから、多くのイベントでは、興行主の同意を事前に得ている正規もしくは公式のリセールサイトが用意されているんです。

正規や公式のリセールサイトでは、チケットを売りたい人から定価で買い取り、買いたい人に定価で販売するという仕組みになっており、正規のサイトですので安心してチケットの売買ができます。

ぽんた

チケットを無駄にせずに済みます!

スポンサーリンク

【まとめ】チケット転売サイトはおすすめできない?公式からの法的措置も!

近年のコンサートやイベントの興行主は正規のリセールサイト以外でのチケット転売を禁止しています。それと並行して、転売チケットを特定、無効化する努力を続けています。

そのため、せっかく高いお金を出して転売チケットを購入しても「当日入場できない、お金も戻ってこない」というケースが増えています。

現在は不正転売にあたるチケットはフリマアプリやオークションサイトでも出品できなくなっていることがほとんどのため、SNS等で転売する相手を探しているケースが多く見られます。

しかし、SNS等を通じた個人間の取引にはなんの安全保証もありませんので要注意。「代金を振り込んだのにチケットは届かず、相手と音信不通になってしまった」といったトラブルが急増しています。

それでも万が一、リセールチケットのトラブルに巻き込まれて、自力ではどうしようもなくなった時には消費生活センターに相談するのをおすすめします。消費者ホットラインの電話番号は全国共通で「188」(いやや!)となります。

いかがでしたでしょうか。転売チケットには入場拒否・詐欺などの大きなリスクがあります。

コンサートやスポーツイベントなどを心から楽しむためには、私たち一人ひとりが適切な行動を取ることが重要です。正規のルートでチケットを入手し、違法な転売市場に頼らず、公正なチケット流通を実現していきたいものですね!

最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次